電力

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開放条件

繁栄度5に到達するか自力で王室カテゴリーから工学テーブルを研究すると電力を利用する工学研究を進めることができます。

工学研究は通常の研究と同時に進めることが可能で、それぞれで3つずつ研究予約が行えます。


電力を使うための準備

建造物

電力を利用する施設を作るうえで以下の生産施設が重要になります。

特に溶鉱炉鍛冶屋はかなりの数が必要です。



溶鉱炉鉄インゴット鉄板の材料)、銅インゴット銅線歯車の材料)、ガラスソルデムから輸入もできます。)

製粉所石灰粉骨粉鉄インゴットの製作にどちらかが必要です。)


鍛冶屋鉄板銅線

養蜂場蜜蝋銅線の材料で花びらから作ります、ゴムでも代用可能です。)

樹液採取所蔓生の木大型菜園):ゴム銅線の材料、蜜蝋でも代用可能です。)


木工所歯車道具鉄板作業回路の材料)

製材所木材ウッドウェブから輸入したほうが速いです。)、木の棒道具の材料、蔓生の木ウッドウェブから輸入すると効率が上がります。)

石工所石材

製薬所医薬品復元ゲートにのみ使用)


部品工場蓄電器ニッケル銅線)、モーター鉄板歯車

回路工場作業回路ニッケル銅線道具)、戦闘回路電気トラップにのみ使用)、特性回路放送スタジオにのみ使用)


鍛冶屋で作る銅線鉄板の量で拡張速度が決まるので(大規模運用するなら)4軒くらいは建てていいと思います。

また産業を見ると鍛冶屋の下請けだけで溶鉱炉がだいたいその半分の数(2軒)必要になります。

鍛冶屋が少ないと部品工場回路工場ですべて使われてしまって送電線に回す分が足りなくなります。


ニッケルはv.1.0.0010(2024年3月4日)以降で開始したデータで地下の火山バイオームで見つけることができます。

それ以前のバージョンで始めている場合は火山バイオーム自体が存在しないので注意してください。

電力の基本

電力を利用するためにはまずいずれかの発電施設とそれに直接あるいは送電線などで繋がった電力貯蔵庫(電力ボックス蓄電池)を用意する必要があります。

受電する施設の側は電力貯蔵庫と半径20マス以内の距離にあるなら自動的に接続するので送電線を繋げる必要はありません。


発電機のコンセント

発電機はそれぞれ上下左右の何処かに電気を出力するコンセントが存在するのでその場所と隣接するように送電線伝送ブロックを繋げれば接続します。

ネズ力発電機水力発電機以外は横にコンセントがあるので電力ボックス蓄電池をそのまま隣に置いても接続します。

ネズ力発電機熱発電機太陽光発電機は下にもコンセントがありますが土台がないと機能しないのでそこから出力したい場合は伝送ブロックを使う必要があります。


コンセント ネズ力発電機.png


コンセント 水力発電機 右.png コンセント 水力発電機 左.png


コンセント 風力タービン 右.png コンセント 風力タービン 左.png


コンセント 熱発電機.png


コンセント 太陽光発電機.png


コンセント 地熱発電機 右.png コンセント 地熱発電機 左.png

電力貯蔵庫

電力ボックス蓄電池の2種類があります。

電力ボックスは横3x縦3で30Whの蓄電量、蓄電池は横1x縦2で60Whまで電気を蓄えることができます。

発電機のコンセントと直接隣接させるか、あるいは送電線伝送ブロックで繋げましょう。

電力貯蔵庫はどちらも外周のどこでも送電線伝送ブロック、あるいは発電機と直接接続できるようになっています。

電力ボックスの接続.png 蓄電池の接続.png

どちらもで濡れても機能が停止するだけですが夏の嵐で雷雨に撃たれると送電線で繋がった範囲の電気エネルギーはすべて吹っ飛びます。

屋外に放置せず屋根を付けるか、あるいは電力網を細かく分ける必要があるでしょう。


電力ボックスと蓄電池の有効範囲

電力貯蔵庫と電力消費施設の中心同士の直線距離が20マス以下になっている必要があります。

下の画像右にあるドローンハンガーは中央の電力ボックスの有効範囲にギリギリ収まっています。

ギリギリ電気が届く.png

一方で下の画像の左にあるドローンハンガーは中央の蓄電池の有効範囲からギリギリ外れています。

ギリギリ電気が届かない.png

発電量が足りているのに施設が稼働しない場合

1つの電力貯蔵庫と複数の電力消費施設を接続することができますが消費量が蓄電量を上回ると停電状態になるので注意が必要です。

電力は電力貯蔵庫に1度貯まった状態にならなければ利用できないため十分な発電量があっても電力消費施設に届かない場合があります。

特に熱発電機などは作業完了時に大量の電気を生み出すため十分な蓄電池がなければ溢れて無駄になってしまいます。

大量生産を使用している場合などは1回の発電量が2倍になりますから溢れるリスクがさらに高まります。


発電量を増やしたのに上手く施設が作動しない場合は電力ボックス蓄電池を多く建てるといいかもしれません。


各発電施設の比較

発電施設のうちネズ力発電機熱発電機は稼働させるのに市民かネズミボットが必要です。

市民を配置すると食糧の減少速度が+20%されますがネズミボットであれば悪影響を受けずに発電することができます。

またこの2つはv.1.0.0110で発電量が1.5倍に上方修正され、以前より格段に使いやすい施設になっています。



それ以外の4つ、風力タービン太陽光発電機水力発電機地熱発電機は人手を必要とせずに自然の力で発電します。

風力タービンは広い場所を要求されるものの建設資材が石材鉄板歯車と用意しやすく、昼夜や季節を問わず安定した電力供給ができるのが魅力です。

太陽光発電機蓄電器作業回路を資材に必要とするのに加えて昼間しか発電できないので最低でも発電機と同数の蓄電池を用意しなければなりません。

水力発電機はダムを作る準備に大きな労力を必要としますが一度作ってしまえば人手を必要とせずに安定して大量の電気が供給でき、永住プレイをする場合などに力を発揮します。

※v1.0.0120で水ポンプが追加されたことにより水力発電機は格段に使いやすくなっています。

地熱発電機は最大で1日に1920Whととてつもない可能性を秘めていますが下にある溶岩タイルの量で効率が変わります。

実際にはかなり溶岩が集まっているところでも1日あたり600Wh程度が限界でしょう。

ただ地下でニッケルなどを集めるためのドローンを動かすのには十分な発電量です。


おすすめ度 名称 1日の最大発電量(Wh) 1万Whを発電するのに必要な数
☆☆ ネズ力発電機 240 41.7
☆☆☆☆☆ 風力タービン 192 52.1
☆☆☆ 太陽光発電機 144 69.4
☆☆☆☆ 熱発電機 600 16.7
熱発電機(実質)[1] 408 24.5
☆☆☆☆☆ 水力発電機 250 40.0
☆☆☆ 地熱発電機 1920 5.2

電力を利用する施設の一覧

おそらく最初に建てるであろう部品工場1つですらも稼働させるのにネズ力発電機換算で1.2基が必要です。


イベントでリクエストされる先進研究所はもっとも大きな電力を使用するので十分な備えがなければ停電が頻発することでしょう。

数字上は風力タービンを3基増設すれば必要な電力に届きますが、できれば先に蓄電池なども研究して設置しておくと運用しやすくなります。

※地熱発電機は地形によってムラがありすぎるので省略しています。


おすすめ度 名称 電力消費(W) 1日の電力消費(Wh) 必要な発電施設の数
太陽光発電機 風力タービン ネズ力発電機 水力発電機 熱発電機(実質) 熱発電機
☆☆☆☆☆ 先進研究所 24 576 4.00 3.00 2.40 2.30 1.41 0.96
☆☆☆☆ 回路工場 16 384 2.67 2.00 1.60 1.54 0.94 0.64
☆☆☆ ネズミボット組立工場 16 384 2.67 2.00 1.60 1.54 0.94 0.64
☆☆☆☆☆ 部品工場 12 288 2.00 1.50 1.20 1.15 0.71 0.48
☆☆ 電気火葬場 12 288 2.00 1.50 1.20 1.15 0.71 0.48
☆☆☆☆☆ ドローンハンガー 12 288 2.00 1.50 1.20 1.15 0.71 0.48
☆☆☆ ネズミボット充電器 8 192 1.33 1.00 0.80 0.77 0.47 0.32
☆☆☆ 放送スタジオ 8 192 1.33 1.00 0.80 0.77 0.47 0.32
☆☆☆ 復元ゲート 5 120 0.83 0.63 0.50 0.48 0.29 0.20
☆☆ スプリンクラー 5 120 0.83 0.63 0.50 0.48 0.29 0.20
☆☆☆ 電気トラップ 5 120 0.83 0.63 0.50 0.48 0.29 0.20
☆☆ 磁力トラップ 5 120 0.83 0.63 0.50 0.48 0.29 0.20
☆☆☆ 通信塔 5 120 0.83 0.63 0.50 0.48 0.29 0.20
☆☆☆☆ 小型ライト 3 72 0.50 0.38 0.30 0.29 0.18 0.12
☆☆☆ フラッシュトイレ 3 72 0.50 0.38 0.30 0.29 0.18 0.12
☆☆☆ 娯楽ボックス 3 72 0.50 0.38 0.30 0.29 0.18 0.12
☆☆ 監視カメラ 3 72 0.50 0.38 0.30 0.29 0.18 0.12


==1日1万Whの電力消費(科学勝利の達成条件)を満たす方法 [#v8035016] 建設するのに必要な労働力や建設資源を考慮するともっとも消費電力を稼ぎやすいのは小型ライトです。


まず先進研究所ネズミボット組立工場は1つずつ建てるでしょうから合わせて1日に960Whになります。

ネズミボット充電器もかなり建てやすいですから30個は作るとして5760Wh、上の2つと合わせると6720Whです。

ネズミボットそのものと異なりネズミボット充電器には上限がないので30個以上作ってもかまいません。

残りは3280Whなので小型ライトを46個作れば1日の消費電力が1万Whを上回ります。


そこまで極端にやらなくてもドローンハンガーなども建てつつ足りないようなら小型ライトを建てまくる、くらいでやるのが楽だと思います。


電化施設 1日の消費電力(Wh) 建材 建材費(ピア) 建材費/1日の消費電力(Wh) 建設労働力 建設労働力/1日の消費電力(Wh) 1万Whに必要な個数
小型ライト 72 ガラスx1
銅線x2
103 1.43 70 0.97 138.89
先進研究所 576 鉄板x8
銅線x8
ガラスx8
1016 1.76 560 0.97 1つのみ建設可能
ネズミボット充電器 192 蓄電器x1
鉄板x4
362 1.89 160 0.83 52.08
復元ゲート 120 モーターx1
銅線x4
医薬品x1
386 3.22 130 1.08 83.33
ネズミボット組立工場 384 モーターx2
鉄板x8
作業回路x2
1244 3.24 480 1.25 1つのみ建設可能
監視カメラ 72 ガラスx2
鉄板x2
銅線x2
254 3.53 140 1.94 138.89
電気火葬場 288 モーターx2
鉄板x8
石材x8
1056 3.67 560 1.94 34.72

小型ライトのみで科学勝利を目指す場合

単に科学勝利を目指すだけなら小型ライトのみを139個作っても達成できます。

小型ライトガラス1個と銅線2個のみで作れるので簡単に数を増やせます。

その場合に必要なのはガラス139個と銅線が278個です。


毎時の消費を考えると電力ボックスも最低14個、できれば20個くらいはほしいですね。

そのために銅線80個と木材80個が追加で必要になります。

合わせると銅線358個を作らなければなりません。


ガラス1つ55ピアですからソルデムから139個輸入するなら輸入手数料込みで8027ピア、これより多少高くても十分に買える価格です。

もちろん砂岩から加工していってもいいでしょう。



銅線358個を作るのに銅インゴットが45個とゴム蜜蝋が90個、それから労働力が合計40275必要です。

終盤なら才能8くらいの市民はいるでしょうから11時間労働を期待するなら1日の産出労働力が1800となり、必要な鼠的資本は22.4(鼠・日)程度です。

運搬所で材料を近くの貯蔵庫に運んであげたり高級ベッドを近くに上げればもう少し効率が上がります。

だいたい鍛冶屋5つがあれば4日と少しあれば銅線358個は作れるでしょう。

ゴムは場合によっては見つからない場合がありえますが蜜蝋養蜂場で作れますからあらかじめ用意しておけばいいでしょう。


あとは発電ですが極論を言えばネズ力発電機を60人くらいで回しても1万Whには届きます。

ただそれも大変すぎますから実際には風力タービンくらいは建てたほうがいいでしょう。

風力タービンなら歯車鉄板石材で建てられるので追加の研究を行う必要がありません。

  1. ネズミボットで稼働させることを前提にネズミボット充電器の消費電力を差し引いた数字です。